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エクセルでグラフを重ねる方法|折れ線グラフや棒グラフなど

エクセルでグラフを重ねる方法

エクセルでグラフを重ねる方法を紹介します。例えば年代に対する人口と出生率
の変化や、国別の出生率の変化など、複数種類のデータを1つの画像内でまとめてグラフ化したい時に便利な方法です。

個別にグラフを作成するよりもスペースを取らないため、情報量の多いデータを扱う時に活用するとよいでしょう。折れ線グラフや棒グラフなど、種類の異なるグラフも重ねることができますのでぜひ参考にしてみてください。

エクセルで2つの折れ線グラフを重ねて比較する方法

まずは、エクセルで2つの折れ線グラフを重ねて比較する方法です。ここでは、2022年と2023年の東京の月平均気温を、1年間の変化として比較します。

STEP.1
折れ線グラフで比較したいデータを2種類用意しましょう。

エクセルで2つの折れ線グラフを重ねて比較

STEP.2
データを全て選択し、「挿入」タブの「グラフ」から「折れ線/面グラフ」へと進みましょう。今回は折れ線グラフの中から「マーカー付き折れ線」を選んでいます。

エクセルで2つの折れ線グラフを重ねて比較

STEP.3
グラフが作成されますので、タイトルや軸ラベルなどを編集すれば完成です。

エクセルで2つの折れ線グラフを重ねて比較

エクセルで棒グラフと折れ線グラフを重ねる方法

次に、エクセルで棒グラフと折れ線グラフを重ねる方法です。ここでは、2022年の東京の平均降水量と気温を月別に棒グラフと折れ線グラフで重ねます。

STEP.1
折れ線グラフで比較したいデータを用意しましょう。

エクセルで棒グラフと折れ線グラフを重ねる

STEP.2
データを全て選択し、「挿入」タブの「グラフ」から「組み合わせ」へと進み「ユーザー設定の複合グラフを作成する(C)」を左クリックします。

エクセルで棒グラフと折れ線グラフを重ねる

STEP.3
右下の画面で、どのデータを棒グラフや折れ線グラフにするのか設定しましょう。またデータの単位が異なる場合、どちらかのデータの目盛りを第2軸に設定しましょう。

例では、降水量(mm)がグラフ右側の目盛りになるように第2軸に設定しました。

エクセルで棒グラフと折れ線グラフを重ねる

STEP.4
グラフが作成されますので、タイトルや軸ラベルなどを編集すれば完成です。

また、グラフが左右どちらの目盛りに対応するか視覚的に分かりやすくするため、図形の矢印などを色を変えて使用するのもおすすめです。

エクセルで棒グラフと折れ線グラフを重ねる

エクセルで2つの散布図を重ねる方法

エクセルで2つの散布図を重ねる方法です。ここでは、国語と数学の試験の結果を散布図にして、2年分を重ねます。

STEP.1
散布図を作成したいデータを2種類用意しましょう。

エクセルで2つの散布図を重ねる

STEP.2
まずは1つ分の散布図を作成するためのデータのみ選択し、「挿入」タブの「グラフ」から「散布図(X、Y)またはバブルチャートの挿入」へと進みましょう。今回は散布図の中から一番シンプルな「散布図」単体を選んでいます。

エクセルで2つの散布図を重ねる

STEP.3
同様に、2つ目の散布図も別途作成します。

エクセルで2つの散布図を重ねる

STEP.4
2つ目に作成したグラフをコピーし、1つ目のグラフの上でペーストしましょう。これで2つの散布図が重なりますので、凡例などの項目を追加して外観を整えれば完成です。

エクセルで2つの散布図を重ねる

エクセルで棒グラフを重ねて積み上げグラフを作る方法

エクセルで棒グラフを重ねて積み上げグラフを作る方法です。ここでは、期末考査の結果の得点分布を積み上げグラフにして2年分を重ねます。

STEP.1
積み上げ棒グラフにしたいデータを2種類用意しましょう。それぞれの年の得点分布を、例の画像のように1つの表にまとめます。

エクセルで棒グラフを重ねて積み上げグラフを作る

STEP.2
データを全て選択し、「挿入」タブの「グラフ」から「縦棒/横棒グラフの挿入」へと進みましょう。例では「積み上げ縦棒」を選択しています。

エクセルで棒グラフを重ねて積み上げグラフを作る

STEP.3
グラフが作成されますので、タイトルや軸ラベルなどを編集すれば完成です。

エクセルで棒グラフを重ねて積み上げグラフを作る

エクセルで円グラフを重ねてドーナツグラフを作る方法

エクセルで円グラフを重ねてドーナツグラフを作る方法です。今回は、あるアンケート回答者数の学校種別とその学年の内訳を重ねてドーナツグラフを作成します。

STEP.1
円グラフにしたいデータを2種類用意しましょう。内訳と合計を例の画像のように1つの表にまとめます。

エクセルで円グラフを重ねてドーナツグラフを作る

STEP.2
データを全て選択し、「挿入」タブの「グラフ」から「円またはドーナツグラフの挿入」へと進みましょう。今回は「ドーナツ」を選んでいます。

エクセルで円グラフを重ねてドーナツグラフを作る

STEP.3
これで内訳と合計のドーナツグラフが重ねて表示されました。見やすいように、データ系列の書式設定でドーナツの穴の大きさなどを調整すれば完成です。

エクセルで円グラフを重ねてドーナツグラフを作る

エクセルで3種類のグラフを重ねることはできる?

残念ながら棒グラフや折れ線グラフ、横棒グラフのように種類が異なる3つのグラフを重ねることはできません。

しかし同じ種類のグラフであれば重ねることができますので、各項目ごとの比較などに適応可能です。実験結果の整理や属性別データの検討などに使ってみましょう。

とは言え、あまり数が多いと見づらくなってしまいます。見た目にも注意しながら複数のグラフを重ねてみましょう。

エクセルでグラフを重ねる方法をおさらい

エクセルでグラフを重ねる方法を、それぞれのグラフについて具体的に解説しました。エクセルは元々表計算ソフトと呼ばれ、データを集計したり統計処理したり解析したりすることが得意なソフトです。

整理したデータを視覚的に分かりやすくするために、グラフの活用が有効です。グラフをうまく重ねたり比較したりすることで、よりデータを分かりやすくまとめてみましょう。

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