Excel(エクセル)で文字を丸で囲む方法をご紹介します。文字を適度に装飾すると、アクセントがつくので読みやすくなります。この記事では「図形を使う」「丸付き文字を使う」「オブジェクトを使う」の3つの方法を解説していますが、それぞれやり方が異なるため使い勝手も異なります。
丸が文字とずれてしまう場合の対応方法も説明していますので、一通りやり方を試してみて一番使いやすい方法を選びましょう。
目次
Excelで文字を丸で囲む方法1. 図形を使う
Excel(エクセル)で図形を使って文字を丸で囲む方法です。図形を使用するのでアレンジしやすいですが、文字にピッタリ合わせるのに少し手間がかかります。
位置を微調整する時は、図形を選択した状態でキーボードの矢印キー(←→↑↓)を使用すると小刻みに位置を変えられます。
Excelで文字を丸で囲む方法2. 丸付き文字を入力する
Excel(エクセル)で丸付き文字を使って文字を丸で囲む方法です。Microsoft IMEというソフトの環境依存文字を使用します。使える文字は限られていますが丸を合わせる苦労はありません。
例では「ⓐ」を選んだのでセルにもⓐが入力されています。以上で操作は完了です。
丸囲み文字は、文字の変換でも入力することが可能です。一度変換で入力すると、次回から変換候補の上位に表示されて入力しやすくなります。よく使う丸付き文字があればこちらの方法でもよいでしょう。
Excelで文字を丸で囲む方法3. オブジェクトを挿入する
最後はExcel(エクセル)でオブジェクト挿入を使って文字を丸で囲む方法です。手間はかかりますが、丸の位置がズレることもなく多くの文字に対応していますので幅広く応用がきく方法です。
塗りつぶしの色は「塗りつぶしなし」、線の色は「線なし」を選択してOKボタンを押してください。
Excelで文字を丸で囲む時に多い疑問と対応方法
Excel(エクセル)で文字を丸で囲む時に、なかなか思い通りにいかないことがあります。よくある疑問とその対応方法を載せていますので、壁にぶつかったときはこの章を参考にしながらもう一度トライしてみてください。
- 楕円ではなく真円の丸で文字を囲みたい
- 印刷時に文字を囲んだ丸がずれてしまう
楕円ではなく真円の丸で文字を囲みたい
図形の円を利用する時、そのまま丸のサイズを変更すると楕円形状になってしまいがちです。そのような場合は「Shift」キーを利用しましょう。
最初に「Shift」キーを押し、そのままマウスでサイズの調整をしてください。後から「Shift」キーを押すと、その時の形状のまま拡大縮小してしまうので注意しましょう。
印刷時に文字を囲んだ丸がずれてしまう
文字を囲んだ丸が印刷した時にずれてしまうことがあります。これは丸に限らず一般的な図形を使用した時にも起こる現象です。
このような時は図形を右クリックして「図形の書式設定(O)」を選択してみましょう。画面右側に現れる設定画面で「サイズとプロパティ」をクリックし、「セルに合わせて移動やサイズ変更をしない」をチェックすると解決することがあります。
Excelで文字を丸で囲む方法を改めておさらい
Excel(Excel)で文字を丸で囲む方法を3通り説明しました。どのやり方にも一長一短がありますので、目的に応じて使用しましょう。
目安として下記のような使い分けを挙げておくので参考にしてみてください。
- 丸の枠の色や太さをアレンジしたい→図形を使用する
- 英数字を手早く丸付きにしたい→丸付き文字を使用する
- 様々な文字に丸をピッタリ付けたい→オブジェクトを使用する