エクセルで絶対値をABS関数で表示する方法を紹介します。ABSは英語で絶対値を表す単語「absolute value」に由来しています。エクセル以外のプログラミング言語でも良く使用されるので覚えておくとよいでしょう。
応用として、最大値や合計の求め方も合わせて紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
絶対値とは
絶対値とは、簡単に言うと原点0からの距離を表す値のことです。
絶対値の記号「|」を用いると、負の数は正の数に変換され、正の数と0はそのままになります。具体的な例でいうと、下記のようになります。
- | 3 |→3
- | 0 |→0
- |-3 |→3
複素数などが出てくると問題が複雑になりますが、取り敢えずマイナスの符号がついている場合は符号がなくなると覚えておくとよいでしょう。
エクセルで絶対値をABS関数で表示する方法
エクセルで絶対値をABS関数で表示する方法を紹介します。
エクセルで絶対値に関する応用・計算方法
エクセルの絶対値に関して、応用的な計算方法も紹介します。絶対値の最大値を求めたり、合計や平均を算出する方法です。
- 絶対値の最大をMAX関数で求める方法
- 絶対値の合計をSUM関数で計算方法
- 絶対値の平均をAVERAGE関数で求める方法
絶対値の最大をMAX関数で求める方法
絶対値の最大を求めるために、MAX関数を使用します。MAXは最大を表す英単語「maximum」に由来しています。
最大値を表示させたいセルに「=MAX()」と入力しましょう。カッコの中には最大値を探したいデータ範囲を指定します。絶対値を求めている場合、そのデータを指定してください。
これで絶対値のデータの中から最大の値を求めることができます。
絶対値の合計をSUM関数で計算方法
絶対値の合計を計算するにはSUM関数を使います。SUMは英語で「合計、総和」といった意味があります。
合計を表示させたいセルに「=SUM()」と入力しましょう。カッコの中には足し合わせたいデータ範囲を指定します。絶対値を求めている場合、そのデータを指定してください。
これで絶対値の合計を求めることができます。
絶対値の平均をAVERAGE関数で求める方法
絶対値の平均を計算するにはAVERAGE関数を使います。AVERAGEは英語で「平均」という意味です。
平均を表示させたいセルに「=AVERAGE()」と入力しましょう。カッコの中には平均を取りたいデータ範囲を指定します。絶対値を求めている場合、そのデータを指定してください。
これで絶対値の平均を求めることができます。
エクセルで絶対値を表示する方法を改めておさらい
エクセルで絶対値を表示するにはABS関数を使います。数値の前の符号に関わらず数字の大きさを表示してくれるので、距離を求める時などに用いるとよいでしょう。
この記事では絶対値の求め方と併せて最大や合計、平均の求め方も紹介しました。これらの関数は絶対値だけではなく一般的な数値の時にも使えるので、ぜひ幅広く活用してみてください。