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エクセルの散布図の作り方|複数の図を重ねる・近似曲線の引き方など

エクセルの散布図の作り方

エクセルの散布図の作り方を紹介します。散布図は統計でよく使用されるグラフですが、単にプロットするだけでなく、その図から得られる解釈を求められることがあります。

多数の点の集合から有益な情報を引き出すためには、複数の図を重ねたりプロットの近似曲線を引いたりすると有効です。詳しいやり方を丁寧に解説していますので、参考にしてみてください。

エクセルの散布図とは

エクセルの散布図とは、横軸と縦軸にそれぞれ2つのデータを当てはめ、点を打って(プロットして)示すグラフのことです。統計データから、2つの量に関係(相関)があるかどうかを調べるのに有効なグラフです。

例えば生徒の国語と数学の試験結果で、この2つの科目の点数に何か関係があるか調べたいときに散布図を用います。

散布図(グラフ中の点)が線状に密集していれば2つの教科の相関が強いことになり、バラバラに分散していれば2つの教科の相関は弱いことになります。

エクセルの散布図

エクセルの散布図

エクセルの散布図の作り方【基本編】

それではエクセルの散布図の基本的な作り方を説明します。

STEP.1
相関を調べたい2つのデータを用意しましょう。ここでは例として、12人の生徒の国語と数学の試験結果を使用します。

エクセルの散布図の作り方

STEP.2
グラフにしたいデータを全て選択し、「挿入」→「グラフ」→「散布図」へと進みましょう。

エクセルの散布図の作り方

STEP.3
これで散布図が作成されました。

エクセルの散布図の作り方

STEP.4
続いて、グラフが見やすくなるように外観を整えます。軸ラベルやグラフを左クリックすると、右側に十字マークが現れます。

エクセルの散布図の作り方

STEP.5
この十字マークを左クリックして、必要に応じてグラフ要素を編集しましょう。例では軸ラベル要素を追加して、グラフタイトルと一緒に名前を編集しました。

エクセルの散布図の作り方

STEP.6
次に目盛りの範囲や文字サイズを調整します。変更したい目盛りの上で左クリックをして「軸の書式設定(F)」を選びましょう。

エクセルの散布図の作り方

STEP.7
画面右側に設定画面が表示されますので、軸の書式を調整しましょう。例では縦軸の目盛りの最大値を100(点)に変更しました。

エクセルの散布図の作り方

STEP.8
「ホーム」タブの「フォント」から文字サイズを適宜変更しましょう。例では目盛りの数字や軸ラベル、グラフタイトルの文字サイズを大きく太字になるように調整しています。以上で操作は完了です。

エクセルの散布図の作り方

エクセルの散布図の作り方【応用編】

エクセルの散布図の作り方で応用的な方法を紹介します。散布図のプロットに近似曲線を引いたり、複数の散布図を重ね合わせたりして、より有用な情報を持たせてみましょう。

  • 散布図に近似曲線を引く
  • 複数の散布図を重ねる
  • 2群の散布図を色分けして比較する
  • データラベルがついた散布図を作る
  • 散布図の縦軸と横軸を入れ替える
  • 散布図の点の大きさや種類を変更する

散布図に近似曲線を引く

散布図に近似曲線を引く方法です。近似曲線とは、散布図で表示された複数のデータのなるべく近くを通るように引いた直線または曲線のことです。

適切な近似曲線を表示することでデータの傾向がより明確になったり、データのない点の予測を行ったりすることができるようになります。

STEP.1
近似曲線を引きたい散布図を用意します。

散布図に近似曲線を引く

STEP.2
データ点上で左クリックをして、データ点全部が選択されている状態にします。そしてその状態で右クリックして「近似曲線の追加(R)」を選びましょう。

散布図に近似曲線を引く

STEP.3
これで近似曲線を引くことができました。必要に応じて近似曲線の書式設定をしましょう。以上で操作は完了です。

散布図に近似曲線を引く

複数の散布図を重ねる

複数の散布図を重ねる方法です。2つ以上のデータ点を重ねることで、傾向や相違点が見つけやすくなります。

ただし、あまり多くのデータを重ねるとグラフが見づらくなってしまうので、データの数には注意しましょう。

STEP.1
散布図を重ねたいデータを用意します。例では2つのデータから作成される散布図を重ねます。

複数の散布図を重ねる

STEP.2
それぞれのデータから、散布図を作成しましょう。例では2つのデータから2つの散布図が作成されています。

複数の散布図を重ねる

STEP.3
片方の散布図をコピーし、もう片方の散布図の上でペーストします。これで2つの散布図が重なりました。凡例やグラフのタイトルを編集すれば完成です。

複数の散布図を重ねる

2群の散布図を色分けして比較する

重ね合わせたデータを、色分けして比較しやすくする方法です。先ほど紹介したように、コピー&ペーストで重ね合わせると自動でデータ点の色や形状を変えてくれますが、ここでは任意の色に変える方法を紹介します。

STEP.1
2つのデータを重ね合わせた散布図を用意しましょう。

2群の散布図を色分けして比較する

STEP.2
色を変えたいデータ点を選択し、右クリックしてください。メニュー画面が表示されますので、上部にある「図形の塗りつぶし」を左クリックしてカラーパレットから好きな色を選びましょう。

2群の散布図を色分けして比較する

STEP.3
これでデータ点の色を任意の色に変えることができました。以上で操作は完了です。

2群の散布図を色分けして比較する

データ点の形状が同じだと、色を変えていても白黒印刷などの際に判別がつかなくなることがあります。後述する、点のサイズや形状を変える方法も併せて覚えておきましょう。

データラベルがついた散布図を作る

データラベルがついた散布図を作る方法です。各データ点が、どのデータを表しているか分かりやすくなります。

STEP.1
データラベルを付けたい散布図を用意しましょう。

データラベルがついた散布図を作る

STEP.2
グラフ上で左クリックをするとグラフ要素を編集できる十字マークが現れます。このマークを左クリックして「データラベル」にチェックを入れるとデータ点付近にデータラベルが表示されます。

データラベルがついた散布図を作る

STEP.3
次にデータラベルの表示を編集します。データラベル上で右クリックをして、メニューから「データラベルの書式設定(F)」を選びましょう。

データラベルがついた散布図を作る

STEP.4
画面右側でてきたデータラベルの書式設定の「ラベルオプション」で「セルの値(F)」のみにチェックを入れましょう。データラベルの範囲を設定する画面が自動で開きますので、ラベルとして表示させたいセル範囲を設定します。

例では生徒の名前をデータラベルにします。

データラベルがついた散布図を作る

STEP.5
データラベルが重なり合って見づらい場合は、1つ1つのラベルを選択して移動させて外観を整えましょう。以上で操作は完了です。

データラベルがついた散布図を作る

散布図の縦軸と横軸を入れ替える

散布図の縦軸と横軸を入れ替える方法です。

STEP.1
縦軸と横軸を入れ替えたい散布図を用意しましょう。例では国語と数学の軸を入れ替えます。

散布図の縦軸と横軸を入れ替える

STEP.2
散布図上で左クリックしてグラフを選択状態にして、「グラフのデザイン」タブの「データ」から「データの選択」へと進みましょう。

散布図の縦軸と横軸を入れ替える

STEP.3
「編集(E)」 を左クリックすると系列の編集ができますので「系列 X の値」と「系列 Y の値」のデータ範囲を入れ替えてOKボタンを押しましょう。

散布図の縦軸と横軸を入れ替える

STEP.4
これで縦軸と横軸のデータが入れ替わりました。軸ラベルの名前の入れ替えも忘れないように編集しておきましょう。以上で操作は完了です。

散布図の縦軸と横軸を入れ替える

散布図の点の大きさや種類を変更する

散布図のデータ点(マーカー)のサイズや形状を変更する方法です。

STEP.1
データ点の大きさや種類を変更したい散布図を準備しましょう。

散布図の点の大きさや種類を変更する

STEP.2
データ点上で右クリックして、出てきたメニューから「データ系列の書式設定(F)」を選択しましょう。

散布図の点の大きさや種類を変更する

STEP.3
画面右側に出てくる「データ系列の書式設定」の「系列のオプション」から「マーカー」を選択し、「マーカーのオプション」で「組み込み」を選びましょう。好きなマーカーの種類を選び、サイズを指定してください。

これで、データ点の種類や大きさを変更することができます。以上で操作は完了です。

散布図の点の大きさや種類を変更する

エクセルの散布図がうまくいかないケース

エクセルの散布図がうまくいかないケースについて解説します。

よくあるエラーとして、適切にデータ範囲が設定されておらず、意図しないグラフが作成されてしまうことがあるでしょう。データラベルを含め、全てのデータを選択してから「挿入」タブ→「散布図」を選ぶとこのようなことが起こり得ます。

例えば、例の画像のようなデータを全て選択して、「挿入」タブにある「散布図」を作成してみましょう。

エクセルの散布図がうまくいかないケース

横軸が1,2,3,…と試験の点数とは関係のない数値になってしまいました。

エクセルの散布図がうまくいかないケース

これは、横軸(X軸)に国語の点数のデータではなく、生徒の名前が設定されてしまっているからです。「データの選択」で正しくデータ範囲を設定すれば、国語と数学の点数を2軸にとった散布図が作成されます。

エクセルの散布図がうまくいかないケース

このように自動でグラフを作成する場合は、意図した通りにデータが設定されているか最後に確認するようにしましょう。

エクセルの散布図の作り方についておさらい

エクセルの散布図の作り方について、基礎から応用まで詳しく紹介しました。

散布図は対になったデータ点さえあれば簡単に作成できます。グラフとして可視化するだけでもかなり有力な手段と言えるでしょう。

しかし、この記事で作成した「近似曲線」や「複数の散布図の重ね合わせ」が出来るようになると、より高度なデータ分析が可能になります。ぜひ使い方をマスターしてみてください。

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