エクセルで重複データをチェックする方法について説明します。例えば紙のリストから間違えて重複して登録したデータを探し出すのは困難ですが、エクセルであれば大量のデータからでも効率よく探すことができます。
重複するデータを抽出して削除するまでの手順も紹介しますので、ぜひやり方を覚えて手間やミスを減らしましょう。
目次
エクセルで重複データをチェックする方法【1列の場合】
エクセルで重複データがないかチェックする具体的な手順を説明していきます。
まずは、チェックするデータが1列のみの場合に使える方法を2通りご紹介しますので参考にしてください。
- 重複データに色をつけてチェック
- COUNTIF関数で重複データをチェック
重複データに色をつけてチェック
重複データに色をつけて確認する方法です。セルの背景や文字の色を好きな色に変えられますので、重複データが一目で分かるような色付けにしてみましょう。
COUNTIF関数で重複データをチェック
COUNTIF関数を使って重複データをチェックする方法です。
例では最初のセルでは「りんご」の重複をチェックしたいので「=COUNTIF($B$3:$B$11,B3)」と入力します。
これで全てのデータを重複チェックをすることができました。
重複チェックを行うための列に、書式設定で「2」以上の数字に色を付ける設定にしておくと重複しているデータをより判別しやすくなります。
エクセルで重複データをチェックする方法【2列以上の場合】
エクセルで2列以上から重複データをチェックする方法です。基本的には1列の時と同じ操作をすればOKですのでこちらもぜひトライしてみてください。
書式設定を使えば、重複チェックをしたい対象が1列でも複数でも適用が可能です。今回の例のように異なるグループのリスト同士を比較し、重複している文字列を探し出す時に有効な方法です。
エクセルで重複データを抽出・削除する方法
エクセルで重複データを抽出し、抽出されたデータを削除する方法をご紹介します。重複データを探すだけでなく、削除してデータを整理したい場合にはこちらの方法を使用しましょう。
- 「データ」の「重複の削除」から重複データを削除
- 重複データを抽出して削除する方法
「データ」の「重複の削除」から重複データを削除
エクセルの機能「重複の削除」を使用して重複データを削除する方法です。
重複したデータがどれか確認してから手順を踏んで削除したい方は、次に紹介する方法をご参照ください。
重複データを抽出して削除する方法
重複データを抽出してから削除する方法です。これまでご紹介した手順の組み合わせとなります。
エクセルで重複チェックする方法を改めておさらい
エクセルで重複チェックする方法をご紹介しました。少ないデータであれば人手でも行なえるかもしれませんが、データ量が多くなるにつれてミスが増えるでしょう。そんな時はぜひエクセルの機能や関数を使って自動化しましょう。
また重複データを探すということは、裏を返せば重複していないデータを検出することも可能ということです。過去のデータと比較して新規のデータを発見するといったことにも使えますので、この記事を参考にしながらぜひ重複チェックを有効活用してみてください。
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