エクセルで取り消し線を引く方法を解説します。手書きで描くのは簡単ですが、いざエクセルで取り消し線を引こうとすると困ったことはないでしょうか?
取り消し線は変更が容易なデジタル文章の中でも用いられますので、やり方を覚えておくと役に立つでしょう。取り消し線がすぐに使えるショートカット作成の方法や、二重取り消し線を引くといった小技も紹介していますので参考にしてください。
目次
エクセルで文字に取り消し線を引く方法
エクセルで文字に取り消し線を引くには、書式設定の機能を利用します。取り消し線を引きたいセルを選択し、右クリックメニューからセルの書式設定を開きます。
「フォント」タブの「文字飾り」から「取り消し線(K)」を選んでチェックを入れましょう。終わったら「OK」ボタンを押します。
これでセル内の文字に取り消し線が引けました。
文字列の一部だけに取り消し線を引く方法
次は文字列の一部だけに取り消し線を引く方法です。文章中のある単語のみ取り消し線を引きたい場合などに便利です。
セルに入力された文字で、取り消し線を引きたい箇所のみドラッグして選択します。選択された部分はグレーになります。
先ほどと同様に、セルの書式設定から「取り消し線(K)」の設定をすればOKです。これで文字列の一部のみに取り消し線が引けます。
エクセルで取り消し線を引くショートカット
エクセルで取り消し線をすぐに引くために有効な方法を紹介します。ショートカットキーを用いる方法と、リボンにショートカットを作成する方法の2つのやり方を詳しく説明していきます。
- 取り消し線を引くショートカットキー(Win/Mac)
- リボンに取り消し線のショートカットを作成
取り消し線を引くショートカットキー(Win/Mac)
Windowsで取り消し線を引くショートカットキーは「Ctrl」キー+「5」です。
Macで取り消し線を引くショートカットキーは「command」キー+「shift」キー+「X」です。
取り消し線を引きたい箇所を選択してからショートカットキーを押しましょう。
リボンに取り消し線のショートカットを作成
ショートカットキーは覚えられないけど、素早く取り消し線を引きたい方は、リボンにショートカットを作成しましょう。
項目の中から「取り消し線」を、右の画面で「ホーム」の「フォント」をそれぞれ左クリックして選択した状態にします。ここではフォントの項目の隣にショートカットを作成します。
最後に「追加(A)」ボタン③を押して「OK」ボタンを押しましょう。
エクセルの取り消し線に関する応用方法
エクセルの取り消し線の基本的な使い方に加えて応用的な技を紹介します。
取り消し線を二重にしたり取り消し線だけに色をつけたりすることで、より強調された取り消し線を引くことができるようになります。
- 二重の取り消し線を引く方法
- 取り消し線だけに色をつける方法
二重の取り消し線を引く方法
二重の取り消し線を引く方法です。エクセルには二重の取り消し線を引くための専用の機能はありませんので、図形機能を活用します。
「挿入」タブにある「図」から「図形」へと進み、「線」を選びましょう。
取り消し線を引きたい箇所に合わせて線を引きます。「shift」キーを押しながら引くと水平な線を引くことができます。
作成した線を選択状態にしたまま「Ctrl」キーと「C」を押して図形をコピーしましょう。続けて「Ctrl」キーと「V」を押して図形をペーストします。これで長さの等しい2本の線が作成されました。
2本の線をどちらも選択状態にして「図形の書式」タブの「配置」から「左揃え」を選びましょう。これで両端の位置がそろった二重線を作成することができました。
最後に文字列の位置に合わせて2本の線の上下の位置を十字キーで微調整して完成です。
取り消し線だけに色をつける方法
取り消し線だけに色をつけたい場合、文字にも同時に色がついてしまいます。そこで取り消し線だけに色をつける場合は、二重線を引く時と同様に図形の機能を使用します。
「挿入」タブにある「図」から「図形」へと進み、「線」を選びましょう。
取り消し線を引きたい箇所に合わせて線を引きます。「shift」キーを押しながら引くと水平な線を引くことができます。
作成した線を選択状態にして「図形の書式」タブの「図形のスタイル」から「図形の枠線」を選びましょう。プルダウンメニューから好きな色を選びます。
これでり消し線のみに色を付けることができました。
エクセルで取り消し線を引く方法をおさらい
エクセルで取り消し線を引くための方法や、素早く取り消し線を引くためのショートカット、応用的なテクニックを紹介しました。
取り消し線を二重にしたり、取り消し線のみに色を付けるには「図形」の線で対応が可能です。「取り消し線」の機能として準備されているものではありませんので、「図形」をうまく工夫して使ってみましょう。
今話題のリスキリングは手元から!
リテラアップアプリのご利用について、法人の方は下記フォームよりお問い合わせください。
(Excel,WordなどOffice製品やPC関連の技術的な質問にはお答えできかねます。ご了承ご了承ください。)