Excel（エクセル）で、文字や数字を縦書きにする2通りの方法を説明します。文字や数字を縦書きに変更や、横書きに戻す設定は簡単です。
Excelで縦書きにすると、文字列がゆがんだり幅が広がったりします。文字列のゆがみ解消や幅の調整、向き（角度）の変更方法も紹介します。Excelで縦書きに変更や、縦書きの見栄えの調整が簡単にできるので、ぜひ参考にしてください。
Excelで文字や数字を縦書きにする方法
Excel（エクセル）で文字や数字を縦書きにする方法を説明します。
リボンから変更する方法とセルの書式設定から変更する方法があります。どちらも簡単な手順なので、覚えておきましょう。
- リボンから縦書きにする方法
- セルの書式設定から縦書きにする方法
- 縦書きした文字列がゆがむ場合は「P」がつかないフォントを選ぶ
リボンから縦書きにする方法
Excel（エクセル）のリボンから、文字や数字を縦書きにする方法を説明します。
STEP.1
縦書きにするExcelのセルを選択します。複数のセルを選択してもOKです。
![リボンから縦書きにする方法]()
STEP.2
Excelの上部「リボン」の「ホーム」タブを選択します。
![リボンから縦書きにする方法]()
STEP.3
「ホーム」タブの中で、配置グループの「方向」を選択します。
![リボンから縦書きにする方法]()
STEP.4
「サブメニュー」が表示されるので、「縦書き」を選択します。
![リボンから縦書きにする方法]()
STEP.5
文字列が縦書きに変わりました。以上で完了です。
![リボンから縦書きにする方法]()
セルの書式設定から縦書きにする方法
Excel（エクセル）のセルの書式設定から、文字や数字を縦書きにする方法を説明します。
STEP.1
縦書きにするExcelのセルを選択して右クリックします。複数のセルを選択してもOKです。
![リボンから縦書きにする方法]()
STEP.2
「メニュー」が表示されるので、「セルの書式設定」を選択します。
![リボンから縦書きにする方法]()
STEP.3
「セルの書式設定」のダイアログボックスが表示されるので、「配置」タブを選択します。
![リボンから縦書きにする方法]()
STEP.4
右側の「方向」にある縦書きの「文字列」を選択します。
![リボンから縦書きにする方法]()
STEP.5
「文字列」の箇所の白黒が反転しているのを確認して、「OK」ボタンをクリックします。
![リボンから縦書きにする方法]()
STEP.6
文字列が縦書きに変わりました。以上で完了です。
![リボンから縦書きにする方法]()
縦書きした文字列がゆがむ場合は「P」がつかないフォントを選ぶ
フォントによっては、縦書きにした文字列がゆがみます。
縦書きにした文字列がゆがんだ場合は「P」がつかないフォントを選びましょう。では、フォントの変更方法を説明します。
STEP.1
文字列がゆがんでいるセルを選択します。
![縦書きした文字列がゆがむ場合は「P」がつかないフォントを選ぶ]()
STEP.2
「ホーム」タブのフォントを選択します。
![縦書きした文字列がゆがむ場合は「P」がつかないフォントを選ぶ]()
STEP.3
フォントがプルダウンで表示されるので、「P」がつかないフォントを選びます。「MS P明朝」や「MS Pゴシック」の場合、「MS 明朝」や「MS ゴシック」に変更すると歪みが解消します。
![縦書きした文字列がゆがむ場合は「P」がつかないフォントを選ぶ]()
STEP.4
フォントが変わって歪みが解消されました。以上で完了です。
![縦書きした文字列がゆがむ場合は「P」がつかないフォントを選ぶ]()
Excelで縦書きから横書きへ戻す方法
Excel（エクセル）で文字や数字を縦書きから横書きへ戻す方法を説明します。
戻す方法も、縦書きに変更した方法と同じような手順なので簡単です。リボンから戻す方法と、セルの書式設定からの方法を紹介します。
- リボンから縦書きを横書きへ戻す方法
- セル内の書式設定から縦書きを横書きへ戻す方法
リボンから縦書きを横書きへ戻す方法
Excel（エクセル）のリボンから、縦書きを横書きへ戻す方法を説明します。
STEP.1
Excelで縦書きのセルを選択します。複数のセルを選択してもOKです。
![リボンから縦書きを横書きへ戻す方法]()
STEP.2
Excelの上部「リボン」の「ホーム」タブを選択します。
![リボンから縦書きを横書きへ戻す方法]()
STEP.3
「ホーム」タブの中で、配置グループの「方向」を選択します。
![リボンから縦書きを横書きへ戻す方法]()
STEP.4
「サブメニュー」が表示されるので、「縦書き」を選択します。
![リボンから縦書きを横書きへ戻す方法]()
STEP.5
文字列が横書きに変わりました。以上で完了です。
![リボンから縦書きを横書きへ戻す方法]()
セル内の書式設定から縦書きを横書きへ戻す方法
Excel（エクセル）のセルの書式設定から、文字や数字を縦書きから横書きへ戻す方法を説明します。
STEP.1
Excelで縦書きのセルを選択して右クリックします。複数のセルを選択してもOKです。
![セル内の書式設定から縦書きを横書きへ戻す方法]()
STEP.2
「メニュー」が表示されるので、「セルの書式設定」を選択します。
![セル内の書式設定から縦書きを横書きへ戻す方法]()
STEP.3
「セルの書式設定」のダイアログボックスが表示されるので、「配置」タブを選択します。
![セル内の書式設定から縦書きを横書きへ戻す方法]()
STEP.4
右側の「方向」にある縦書きの「文字列」を選択します。
![セル内の書式設定から縦書きを横書きへ戻す方法]()
STEP.5
「文字列」の箇所の白黒が反転しているのを確認して、「OK」ボタンをクリックします。
![セル内の書式設定から縦書きを横書きへ戻す方法]()
STEP.6
文字列が横書きに変わりました。以上で完了です。
![セル内の書式設定から縦書きを横書きへ戻す方法]()
Excelの同じセル内で縦書き・横書きする方法
Excel（エクセル）の同じセル内で縦書きと横書きを混在する方法を説明します。
「2021年事業報告書」の文字列を、「2021年」のみ横書きにする例で手順をみていきましょう。
STEP.1
Excelのセルをダブルクリックして、縦書きにしたい文字列の前にカーソルを合わせます。今回は「年」と「事」の間にカーソルを移動しました。
![Excelの同じセル内で縦書き・横書きする方法]()
STEP.2
「Alt + Enter」キーを押して改行します。
![Excelの同じセル内で縦書き・横書きする方法]()
STEP.3
カーソルを合わせた箇所で改行しました。1つ右にカーソルを移動させて「Alt + Enter」キーを押して改行します。
![Excelの同じセル内で縦書き・横書きする方法]()
STEP.4
3の手順を、縦書きにする文字分だけ実施します。
![Excelの同じセル内で縦書き・横書きする方法]()
STEP.5
横書きと縦書きを混在することができました。見栄えが悪いので、「ホーム」タブの配置グループにある「中央揃え」を選択します。
![Excelの同じセル内で縦書き・横書きする方法]()
STEP.6
中央揃えに変わり、見栄えもよくなりました。以上で完了です。
![Excelの同じセル内で縦書き・横書きする方法]()
Excelで縦書きした文字列の間隔を調整する方法
Excel（エクセル）で、縦書きにした文字列の間隔を調整する方法を説明します。
縦書きの文字列の間隔を縮めたり、広げたりと調整が可能です。見栄えを整えたいときに便利なので、ぜひ参考にしてください。
- 全角「＠」で縦書きした文字列の間隔を縮める方法
- 半角「@」で縦書きした文字列の間隔を縮める方法
- 縦書きした文字列の間隔を広げる方法
全角「＠」で縦書きした文字列の間隔を縮める方法
Excel（エクセル）で縦書きにした文字列の間隔を、全角「＠」で縮める方法を説明します。
横書きに比べて縦書きは、文字列の間隔が広くなります。全角「＠」を使用すると、文字列の間隔を狭められるので便利です。
STEP.1
前章の手順にしたがって、文字列を縦書きにします。
![全角「＠」で縦書きした文字列の間隔を縮める方法]()
STEP.2
縦書きにしたセルを選択した状態で、「ホーム」タブのフォントの先頭に全角「＠」を入力して「Enter」キーを押します。例えば、フォントが「遊ゴシック」なら「＠遊ゴシック」に変更します。
![全角「＠」で縦書きした文字列の間隔を縮める方法]()
STEP.3
文字列の間隔が縮まりました。以上で完了です。
![全角「＠」で縦書きした文字列の間隔を縮める方法]()
半角「@」で縦書きした文字列の間隔を縮める方法
Excel（エクセル）で縦書きの文字列の間隔を、半角「@」で縮める方法を説明します。
全角「＠」で調整するよりも、さらに間隔を狭められます。前述の縦書きにする方法はせずに、半角「@」で縦書きにして間隔を狭める方法です。
STEP.1
文字列の配置は横文字の状態で、「ホーム」タブの配置グループにある「方向」を選択します。
![半角「@」で縦書きした文字列の間隔を縮める方法]()
STEP.2
「メニュー」が表示されるので「右へ90度回転」を選択します。
![半角「@」で縦書きした文字列の間隔を縮める方法]()
STEP.3
文字列が縦になったことを確認して、「ホーム」タブのフォントの先頭に半角「＠」を入力して、「Enter」キーを押します。
![半角「@」で縦書きした文字列の間隔を縮める方法]()
STEP.4
縦書きの表示になりました。間隔も全角「＠」の方法より縮められています。以上で完了です。
![半角「@」で縦書きした文字列の間隔を縮める方法]()
縦書きした文字列の間隔を広げる方法
Excel（エクセル）で、縦書きにした文字列の間隔を広げる方法を説明します。
STEP.1
Excelのセルを右クリックして、「セルの書式設定」を選択します。
![縦書きした文字列の間隔を広げる方法]()
STEP.2
「セルの書式設定」のダイアログボックスが表示されるので、「配置」タブを選択します。
![縦書きした文字列の間隔を広げる方法]()
STEP.3
縦位置のプルダウンから「均等割り付け」を選択します。
![縦書きした文字列の間隔を広げる方法]()
STEP.4
「OK」ボタンをクリックします。
![縦書きした文字列の間隔を広げる方法]()
STEP.5
セルの幅に合わせて文字列の間隔が広がります。以上で完了です。
![縦書きした文字列の間隔を広げる方法]()
Excelで縦書きした数字や英語の向き（角度）を変更する方法
Excel（エクセル）で、縦書きの数字や英語の向き（角度）を変更する方法を説明します。
リボンからの変更方法とセルの書式設定からの方法を紹介しますので、参考にしてください。
- リボンから数字や英語の向き（角度）を変更する方法
- セルの書式設定から数字や英語の向き（角度）を変更する方法
リボンから数字や英語の向き（角度）を変更する方法
Excel（エクセル）のリボンから、数字や英語の向き（角度）を変更する方法を説明します。
STEP.1
Excelの上部リボンにある「ホーム」タブを選択します。
![リボンから数字や英語の向き（角度）を変更する方法]()
STEP.2
「ホーム」タブの配置グループにある「方向」を選択します。
![リボンから数字や英語の向き（角度）を変更する方法]()
STEP.3
プルダウンメニューが表示されるので、該当する回転を選択します。
- 左回りに回転
- 右回りに回転
- 左へ90度回転
- 右へ90度回転
ここでは「右回りに回転」を選択しました。
![リボンから数字や英語の向き（角度）を変更する方法]()
STEP.4
文字列の向き（角度）が変わったことを確認します。以上で完了です。
![リボンから数字や英語の向き（角度）を変更する方法]()
セルの書式設定から数字や英語の向き（角度）を変更する方法
Excel（エクセル）のセルの書式設定から、数字や英語の向き（角度）を変更する方法を説明します。
STEP.1
Excelのセルを選択して右クリックします。複数のセルを選択してもOKです。
![セルの書式設定から数字や英語の向き（角度）を変更する方法]()
STEP.2
「メニュー」が表示されるので、「セルの書式設定」を選択します。
![セルの書式設定から数字や英語の向き（角度）を変更する方法]()
STEP.3
「セルの書式設定」のダイアログボックスが表示されるので、「配置」タブを選択します。
![セルの書式設定から数字や英語の向き（角度）を変更する方法]()
STEP.4
「方向」の欄で角度（-90度～ +90度）を入力します。上方向に傾けたい場合は、角度を0度以上にします。下方向の場合の角度は、-90度～0度です。
![セルの書式設定から数字や英語の向き（角度）を変更する方法]()
STEP.5
「OK」ボタンをクリックします。
![セルの書式設定から数字や英語の向き（角度）を変更する方法]()
STEP.6
文字列の傾きが変わりました。以上で完了です。
![セルの書式設定から数字や英語の向き（角度）を変更する方法]()
Excelで縦書きした文字列を改行時に左から右へ記載する方法
Excel（エクセル）で縦書きにした文字列を改行すると、右から左の順番になります。これを左から右へ記載する方法を説明します。
STEP.1
右に移動したい文字列を選択して、右クリックします。
![Excelで縦書きした文字列を改行時に左から右へ記載する方法]()
STEP.2
メニューが表示されるので「切り取り」を選択します。ショートカットキー「Ctrl + X」で切り取りもできます。
![Excelで縦書きした文字列を改行時に左から右へ記載する方法]()
STEP.3
切り取りされていることを確認して、 左に移動する文字列の先頭に、カーソルを移動させます。右クリックして「貼り付け」を選択します。ショートカットキー「Ctrl + V」で貼り付けられます。
![Excelで縦書きした文字列を改行時に左から右へ記載する方法]()
STEP.4
文字列が貼り付けらたことを確認します。改行を入れたい位置にカーソルを合わせて、「Alt + Enter」のキーで改行します。
![Excelで縦書きした文字列を改行時に左から右へ記載する方法]()
STEP.5
左から右の順番になりました。以上で完了です。
![Excelで縦書きした文字列を改行時に左から右へ記載する方法]()
Excelで縦書きする方法を改めておさらい
Excel（エクセル）で、文字や数字を縦書きにする方法を説明しました。Excel上部のリボンから縦書きにする方法と、セルの書式設定からの方法があります。どちらも簡単な手順なので覚えておきましょう。
縦書きにすると文字列がゆがんでしまったり、幅がひろがってしまったりします。フォントの変更でゆがみの解消や、「＠」で幅の縮小が可能です。
Excelで簡単に縦書きへの変更や見栄えの調整ができますので、ぜひ参考にしてください。
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