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Wordで上付き文字・下付き文字をショートカットキーで設定する方法

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今回は、Wordで上付き文字・下付き文字を入力するショートカットキーをご紹介します。

数式や化学記号などを入力する場合に、よく使う上付き文字、下付き文字。入力方法はいくつかありますが、最もスムーズなのはショートカットキーを使うパターンです。

ショートカットキーを使えば、キーボードから手を放さずに上付き文字、下付き文字を入力できます。

ここでは、上付き文字、下付き文字のショートカットをWindows、Mac2つのOSに分けて説明していきます。

上付き文字・下付き文字とは

上付き文字とは、通常の文字位置よりも上に表示される文字のことです。累乗や商標表示などに用いられます。

上付き文字

下付き文字とは、通常の文字位置よりも下に表示される文字のことです。数列の添え字として使われたり、化学式の原子数を表す数字として用いられたりします。

下付き文字

上付き文字も、下付き文字も通常の文字に比べて少し小さめに表示されるのが特徴です。一般的な文章ではさほど登場回数はありませんが、理系の論文やプリントを作成する際には使用頻度が高くなるでしょう。

Wordで上付き文字・下付き文字を設定するショートカットキー

Wordで上付き文字・下付き文字を設定するショートカットキーをご紹介します。WindowsとMacではショートカットキーが異なりますので、別々に解説していきます。

なお一度上付き文字・下付き文字の設定をすると、解除しない限り文字の挿入位置は上付き、下付きのままです。通常の文字位置に戻したいときは、もう一度ショートカットキーを押して設定を解除する必要があります。

  • 【Windows】上付き文字・下付き文字のショートカットキー
  • 【Mac】上付き文字・下付き文字のショートカットキー

【Windows】上付き文字・下付き文字のショートカットキー

Windowsでの上付き文字のショートカットキーは「Ctrl + Shift + +」です。

【Windows】上付き文字・下付き文字のショートカットキー

下付き文字のショートカットキーは「Ctrl + =」です。下付き文字のショートカットキーでは、Shiftを押す必要はありません。

【Windows】上付き文字・下付き文字のショートカットキー

【Mac】上付き文字・下付き文字のショートカットキー

Macでの上付き文字のショートカットキーは「Command(⌘)+ Shift + +」です。

【Mac】上付き文字・下付き文字のショートカットキー

下付き文字のショートカットキーは「Command(⌘) + =」です。下付き文字のショートカットキーでは、Shiftを押す必要はありません。

【Mac】上付き文字・下付き文字のショートカットキー

MEMO
Word2011バージョンの場合は、下付き文字のショートカットキーが「Command(⌘) + Shift + ー」になります。

【Mac】上付き文字・下付き文字のショートカットキー

上付き文字・下付き文字をショートカットキーで設定できない場合

ショートカットキーを使っても上付き文字、下付き文字の設定ができない場合は、今のショートカットキーが複雑すぎるのかもしれません。

そんな時は、独自ショートカットキーを割り当てるという方法もあります。既存のショートカットキーよりも分かりやすいキーを設定すれば、使い勝手も良くなるでしょう。

  • 【Windows】上付き文字・下付き文字の独自ショートカットキー設定方法
  • 【Mac】上付き文字・下付き文字の独自ショートカットキー設定方法

【Windows】上付き文字・下付き文字の独自ショートカットキー設定方法

Windowsで上付き文字・下付き文字の独自ショートカットキー設定方法を紹介します。

【Windows】上付き文字の独自ショートカットキー設定方法

STEP.1
画面左上の「ファイル」タブをクリックします。

【Windows】上付き文字の独自ショートカットキー設定方法

STEP.2
左メニューから「その他」→「オプション」をクリックします。

【Windows】上付き文字の独自ショートカットキー設定方法

STEP.3
左メニュー「リボンのユーザー設定」をクリックします。一番下「ショートカットキー」横の「ユーザー設定」をクリックします。

【Windows】上付き文字の独自ショートカットキー設定方法

STEP.4
左上の「分類」ボックスの中から、「ホーム」タブを選択します。次に、右上のコマンド一覧の中から「Superscript」(上付き文字のコマンド)を選択します。左中央のボックス「現在のキー」に「Ctrl + Shift + +」という現在のショートカットキーが表示されます。

【Windows】上付き文字の独自ショートカットキー設定方法

STEP.5
右中央のボックス「割り当てるキーを押してください」をクリックします。次に、割り当てたいショートカットキーを押します(文字で入力するのではなく、実際にキーを押すのがポイントです)。ショートカットキーが入力されたら、左下の「割り当て」をクリックします。例では「Alt + [」を入力しています。

【Windows】上付き文字の独自ショートカットキー設定方法

STEP.6
「現在のキー」に新しいショートカットキーが表示されているのを確認してから、「閉じる」をクリックします。

【Windows】上付き文字の独自ショートカットキー設定方法

【Windows】下付き文字の独自ショートカットキー設定方法

STEP.1
画面左上の「ファイル」タブをクリックします。

【Windows】下付き文字の独自ショートカットキー設定方法

STEP.2
左メニューから「その他」→「オプション」をクリックします。

【Windows】下付き文字の独自ショートカットキー設定方法

STEP.3
左メニュー「リボンのユーザー設定」をクリックします。一番下「ショートカットキー」横の「ユーザー設定」をクリックします。

【Windows】下付き文字の独自ショートカットキー設定方法

STEP.4
左上の「分類」ボックスの中から、「ホーム」タブを選択します。次に、コマンド一覧の中から「Subscript」(下付き文字のコマンド)を選択します。左中央のボックス「現在のキー」に「Ctrl + =」という現在のショートカットキーが表示されます。

【Windows】下付き文字の独自ショートカットキー設定方法

STEP.5
右中央のボックス「割り当てるキーを押してください」をクリックします。次に、割り当てたいショートカットキーを押します(文字を入力するのではなく、実際にキーを押すのがポイントです)。ショートカットキーが入力されたら、左下の「割り当て」をクリックします。例では「Alt + ]」を入力しています)。

【Windows】下付き文字の独自ショートカットキー設定方法

STEP.6
「現在のキー」に新しいショートカットキーが表示されているのを確認してから、「閉じる」をクリックします。

【Windows】下付き文字の独自ショートカットキー設定方法

【Mac】上付き文字・下付き文字の独自ショートカットキー設定方法

MacでWordの上付き文字・下付き文字の独自ショートカットキーを設定する方法を紹介します。

【Mac】上付き文字の独自ショートカットキー設定方法

STEP.1
「ツール」より「ショートカットキーのユーザー設定」を選びます。

【Mac】上付き文字の独自ショートカットキー設定方法

STEP.2
左側の「分類:」より『書式』を選び、右側の「コマンド:」の検索ボックスに『superscript』と検索し、『superscript』を選択した状態で「新しいショートカットキーを押してください:」に任意のショートカットキーを入力します。(例では「command + 上矢印(↑)」を入力しています)ショートカットキーを入力したら、「割り当て」を押して決定します。

【Mac】上付き文字の独自ショートカットキー設定方法

STEP.3
「現在のキー:」に入力した上付き文字の独自ショートカットキーが表示されていることを確認し、最後にOKを押して完了です。

【Mac】上付き文字の独自ショートカットキー設定方法

【Mac】下付き文字の独自ショートカットキー設定方法

STEP.1
「ツール」より「ショートカットキーのユーザー設定」を選びます。

【Mac】下付き文字の独自ショートカットキー設定方法

STEP.2
左側の「分類:」より『書式』を選び、右側の「コマンド:」の検索ボックスに『subscript』と検索し、『subscript』を選択した状態で「新しいショートカットキーを押してください:」に任意のショートカットキーを入力します。(例では「command + 下矢印(↓)」を入力しています)ショートカットキーを入力したら、「割り当て」を押して決定します。

【Mac】下付き文字の独自ショートカットキー設定方法

STEP.3
「現在のキー:」に入力した下付き文字の独自ショートカットキーが表示されていることを確認し、最後にOKを押して完了です。

【Mac】下付き文字の独自ショートカットキー設定方法

【参考】Excel・PowerPointの上付き文字・下付き文字の設定方法

Excel・PowerPointでも上付き文字・下付き文字を入力することができます。

ただし、ExcelやPowerPointでは上付き文字・下付き文字のコマンドがホームタブ上に表示されません。そのため上付き文字・下付き文字を設定するには、フォント設定画面を開く必要があります。

  • Excelの上付き文字・下付き文字の設定方法
  • PowerPointの上付き文字・下付き文字の設定方法

Excelの上付き文字・下付き文字の設定方法

Excelで上付き文字・下付き文字を設定する方法をご紹介します。

STEP.1
「ホーム」タブ内フォントグループの右端にあるアイコンをクリックし、「フォントの設定」を開きます。

Excelの上付き文字・下付き文字の設定方法

STEP.2
「文字飾り」の中の「上付き」「下付き」どちらかにチェックを入れ、「OK」をクリックします。ここでは例として「上付き」にチェックを入れています。

Excelの上付き文字・下付き文字の設定方法

STEP.3
上付き文字が入力されます。

Excelの上付き文字・下付き文字の設定方法

PowerPointの上付き文字・下付き文字の設定方法

PowerPointで上付き文字、下付き文字を入力する方法をご紹介します。

STEP.1
「ホーム」タブ内フォントグループの右端にあるアイコンをクリックし、「フォント」を開きます。

PowerPointの上付き文字・下付き文字の設定方法

STEP.2
「文字飾り」の中の「上付き」「下付き」どちらかにチェックを入れます。次に、「相対位置」に数字を入力し、通常の文字位置からどの程度上(もしくは下)にずらすかを設定します。最後に「OK」をクリックします。ここでは「上付き」にチェックを入れ、相対位置を38%に設定します。

PowerPointの上付き文字・下付き文字の設定方法

STEP.3
上付き文字が入力されます。

PowerPointの上付き文字・下付き文字の設定方法

Wordで上付き文字・下付き文字の設定はショートカットキーで効率化

Wordで上付き文字・下付き文字を設定するときはショートカットが便利です。

上付き文字・下付き文字は「ホーム」タブのコマンドからも設定できますが、もとの入力位置に戻すにはもう一度コマンドをクリックしなければなりません。一方、ショートカットキーを使えば上付き文字、下付き文字のオンオフ操作がとても簡単です。

既存の上付き文字・下付き文字ショートカットが使いづらい人は、独自ショートカットを設定することもできます。

上付き文字・下付き文字のショートカットを利用して、Word作業を効率化してみてください。

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