エクセルで合計をSUM関数で求める方法|条件指定の方法も紹介

エクセルで合計をSUM関数で求める方法

今回は、エクセルで入力された数字を簡単に合計できる「SUM関数」についてご紹介します。

SUM関数は、エクセルの中でも基本となる関数です。エクセルでは、単純に足し算式で合計を出すこともできます。

しかしSUM関数を使うと、もっとスピーディーに、たくさんの数を合計することが可能です。

さらにSUM関数の応用SUMIF関数を使えば、より複雑な条件付き足し算を実行することができます。

エクセルで合計を計算式で求める方法

ここでは、エクセルにおいて計算式で数値合計をする方法をご紹介します。この方法なら、紙での計算や電卓と同じような感覚で足し算ができます。すべての式をそのまま入力する、数字が入力されたセルを参照するという2つの方法がありますので、それぞれ解説していきます。

  • セルに計算式を入力して合計を求める
  • 数値が入力されたセルを参照して合計を求める

セルに計算式を入力して合計を求める

まず、セルに計算式を直接入力して合計を求める方法を解説していきます。

STEP.1
足し算の結果を表示したいセルを決め、クリックします。画像では、A1セルに計算結果を表示することになります。

セルに計算式を入力して合計を求める

STEP.2
足し算の計算式を直接入力します。ここでは例として10+50を計算するとします。この場合、A1セルに「=10+20」と入力します。 ※=の位置が先頭に来るのがポイントです。

式が入力出来たら、Enterキーを押します。

セルに計算式を入力して合計を求める

STEP.3
A1セルに計算結果が表示されました。

セルに計算式を入力して合計を求める

数値が入力されたセルを参照して合計を求める

次に、あらかじめ数値が入力されているセルを参照して合計を求める方法を解説していきます。この方法はセルの中の数値が変更されても、合計結果が自動的に再計算されるというメリットがあります。

STEP.1
足し算の結果を表示したいセルを決め、クリックします。ここでは、B2セルに計算結果を表示することにします。

数値が入力されたセルを参照して合計を求める

STEP.2
最初に「=」を入力します。

数値が入力されたセルを参照して合計を求める

STEP.3
次に、合計を求めたい数値が入っているセルをクリックします。クリックするとセル番地が=の後ろに自動的に挿入されます。

数値が入力されたセルを参照して合計を求める

STEP.4
「+」を入力し、合計を求めたい数値が入っているセルをクリックします。

数値が入力されたセルを参照して合計を求める

STEP.5
STEP4の手順を足したいセルの数だけ繰り返します。最後に「Enter」を押します。

数値が入力されたセルを参照して合計を求める

STEP.6
B2セルに計算結果が表示されました。

数値が入力されたセルを参照して合計を求める

エクセルで合計をSUM関数で求める方法

ここからは、エクセルに入力された数値の合計をSUM関数で求める方法をご紹介していきます。SUM関数を使うと、足したいセルをまとめて「範囲」として指定し、合計値を出すことが可能です。1つ1つセル番地を入力するよりも、たくさんのデータを迅速に処理できます。

  • セルにSUM関数を入力して合計を求める
  • SUM関数で連続する数値を範囲指定して合計を求める
  • オートSUMで合計を求める方法

セルにSUM関数を入力して合計を求める

まず、セルにSUM関数を入力してセル内の数値合計を算出する方法を解説していきます。

STEP.1
足し算の結果を表示したいセルを決め、クリックします。ここでは、B6セルに計算結果を表示することにします。

セルにSUM関数を入力して合計を求める

STEP.2
最初に「=SUM(」と入力します。

セルにSUM関数を入力して合計を求める

STEP.3
合計したいセルをクリックすると、セル番地が自動入力されます。

セルにSUM関数を入力して合計を求める

STEP.4
「,(コンマ)」を入力し、次に合計したいセルをクリックします。セル番地が自動入力されます。

セルにSUM関数を入力して合計を求める

STEP.5
STEP4の手順を合計したいセルの数だけ繰り返し、最後に「)」を入力します。B6の中は以下のような形になっているはずです。

=SUM(B2,B3,B5)

=SUM(セル番地,セル番地,セル番地…)
これがSUM関数の書式になります。

セルにSUM関数を入力して合計を求める

STEP.6
Enterを押すと、指定したセル番地内の数値合計が表示されます。

セルにSUM関数を入力して合計を求める

なお、エクセルによってはSTEP5の手順で閉じカッコを入力せず、Enterを押しただけで合計が出せるバージョンもあります。

SUM関数で連続する数値を範囲指定して合計を求める

足したい数値のセルが連続している(隣接している)場合、SUM関数で範囲指定して合計値を求めることが可能です。範囲指定を使えば、効率的に多くのセルを合計できます。

STEP.1
足し算の結果を表示したいセルを決め、クリックします。ここでは、B6セルに計算結果を表示することにします。

SUM関数で連続する数値を範囲指定して合計を求める

STEP.2
最初に「=SUM(」と入力します。

SUM関数で連続する数値を範囲指定して合計を求める

STEP.3
合計値を出したい数値が入ったセルをすべてドラッグで選択します。ここでは、B2~B5セルまでの連続したセルを選択しているので、B6セルには「=SUM(B2:B5」と入力されています。

SUM関数で連続する数値を範囲指定して合計を求める

STEP.4
最後に「)」を入力します。B6の中は以下のような形になっているはずです。

=SUM(B2:B5)

=SUM(セル番地:セル番地)
これが範囲指定でSUM関数使うときの書式になります。

SUM関数で連続する数値を範囲指定して合計を求める

STEP.5
Enterを押すと、指定したセル番地範囲の合計が表示されます。

SUM関数で連続する数値を範囲指定して合計を求める

なお、エクセルによってはSTEP4の手順で閉じカッコを入力せず、Enterを押しただけで合計が出せるバージョンもあります。

オートSUMで合計を求める方法

先の説明ではSUM関数の書式を自分で入力し、範囲指定する必要がありました。一方エクセルにはオートSUMという便利な機能がついており、これを使えば自動的にSUM関数の書式入力、範囲指定ができます。

STEP.1
足し算の結果を表示したいセルを決め、クリックします。ここでは、B6セルに計算結果を表示することにします。

オートSUMで合計を求める方法

STEP.2
「ホーム」タブ内の右側にある「オートSUM」をクリックします。
※エクセルのバージョンによっては、オートSUMではなく「合計」という名前のボタンになっていることもあります。どちらにせよ、Σマークがついています。

オートSUMで合計を求める方法

STEP.3
SUM関数の数式と、足し算するセルの範囲が自動で入力されました。

オートSUMで合計を求める方法

STEP.4
Enterを押すと、合計が表示されます。

オートSUMで合計を求める方法

なお、STEP3の手順で意図していたものとは別の範囲が入力される場合があります。その際は、自分で範囲をドラッグし直します。

エクセルの合計を求める方法【応用編】

エクセルでは単純な足し算以外にも、条件指定をしたセルを合計したり、時間や日付を足したりすることができます。また、別のシートにあるセルを参照して合計を出す方法もあります。ここからは、エクセルで応用的な足し算をする方法をご紹介していきます。

  • 条件に合った数値の合計を求める方法
  • 他のシートの数値を合計を求める方法
  • 日付や時間の合計を求める方法

条件に合った数値の合計を求める方法

条件に合った数値のみ合計を出すためには、SUM関数ではなくSUMIF関数を使います。SUMIF関数の書式は以下のようになります。

=SUMIF(範囲,検索条件,合計範囲)

今回は、商品管理表の中から「デジタルカメラ」の仕入額のみを合計する例をご紹介します。

STEP.1
条件に合った数値の合計を表示したいセルをクリックします。ここでは、H2セルをクリックしています。

条件に合った数値の合計を求める方法

STEP.2
「=SUMIF(」と入力します。

条件に合った数値の合計を求める方法

STEP.3
条件指定したい範囲をドラッグで選択します。この例では、商品名が入力されている範囲を選択しています。

条件に合った数値の合計を求める方法

STEP.4
「,(コンマ)」を入力した後、検索条件を設定します。文字列の検索条件を指定する場合は「”(ダブルクォーテーション)」で囲います。この例では、「”デジタルカメラ”」と入力しています。

条件に合った数値の合計を求める方法

STEP.5
最後に合計範囲をドラッグで選択し、「)」を入力します。合計範囲は検索条件と同じ行、もしくは同じ列の物を選びます。画像では、商品名と仕入額が同じ行同士で対応しているのでSUMIF関数が問題なく使えます。

条件に合った数値の合計を求める方法

STEP.6
Enterを押すと、デジタルカメラのみの仕入額合計を計算することができました。

条件に合った数値の合計を求める方法

他のシートの数値を合計を求める方法

次に、他のシートの数値を参照して、合計を求める方法をご紹介します。

STEP.1
合計額を表示したいセルをクリックします。例では、H2セルを選択しています。

他のシートの数値を合計を求める方法

STEP.2
「=SUM(」と入力し、数値を参照したい別シートをクリックします。

他のシートの数値を合計を求める方法

STEP.3
合計したいセルをクリック、もしくはセル範囲をドラッグして選択し、「,(コンマ)」を入力します。

他のシートの数値を合計を求める方法

STEP.4
STEP3の手順を繰り返し、合計したいセルをドラッグして追加していきます。最後に「)」を入力します。

他のシートの数値を合計を求める方法

STEP.5
Enterを押すと、他のシートの数値を参照した合計が表示されます。

他のシートの数値を合計を求める方法

日付や時間の合計を求める方法

エクセルでは、日付や時間の合計を求めることもできます。

STEP.1
ここでは日付の合計を求める手順をご紹介します。画像ではB列に試験の日付が入力されています。C列の日数後に合格発表が行われるとし、D列に合格発表日(B列+C列)を入力していきます。

まず、D2を選択し、「=」を入力→B2をクリック→「+」を入力→C2をクリックします。これで以下の式が入力できます。

=B2+C2

日付や時間の合計を求める方法

STEP.2
Enterを押すと、日付の合計結果が表示されます。D2のセル右下にマウスポインタ―を移動させ、「+」マークになったらD4セルまでドラッグします。

日付や時間の合計を求める方法

STEP.3
オートフィル機能で、すべての合格発表日が入力できました。D4セルを見ると、月をまたいだ計算もできていることが分かります。

日付や時間の合計を求める方法

STEP.4
時間の合計も基本の足し算と同じようにできます。ただし、合計する数字の形式を時間形式(時間:分:秒)に整える必要があります。例ではC列の形式が時間を表す形になっています。

日付や時間の合計を求める方法

エクセルで合計ができない(エラー)原因と対処方法

最後に、エクセルの合計計算ができない、エラー表示が出る場合について対処方法を解説していきます。どのような原因でエラーが出ているのかを知ることで、対処方法が分かります。

  • 合計の結果が「#VALUE」と表示される場合
  • 合計の結果が「0」と表示される場合
  • 合計(計算)の結果が合わない場合

合計の結果が「#VALUE」と表示される場合

足し算の計算式を入力し、Enterを押したときに、合計値ではなく「#VALUE」と表示されることがあります。

これは、本来足し算の要素に使えない要素が数式に含まれていることが原因で起こるエラーです。

画像の例では、B2~B5までの合計値を足し算で求めています。しかしB3のセルには数値ではなく文字列が含まれているため、足し算の要素としては適していません。そのため、「#VALUE」エラーが表示されています。

合計の結果が「#VALUE」と表示される場合

このエラーに対処するためには、次の3つの方法があります。

  1. B3のセルに合計結果に影響しない0を入れる
  2. B3のセルを空欄にする
  3. SUM関数を使って合計する(画像例では=SUM(B2:B5)とする)

※SUM関数を使うと、計算範囲に文字列が含まれていても自動的に無視してくれます。

合計の結果が「0」と表示される場合

計算式は正しく、計算範囲に文字列は含まれていないはずなのに、計算結果が「0」と表示されてしまうことがあります。

原因は、一見数値データに見えるセルの内容が文字列になっているところにあります。

画像例では、数値データに見えるB列のセルにエラーマーク(左端の緑三角)が出ています。セルを選択して、「!」マークをクリックすると「数値が文字列として保存されています」というエラー詳細が表示されます。

合計の結果が「0」と表示される場合

このエラーには、その下の「数値に変換する」をクリックすることで対処できます。エラー表示が出ているセルすべてを数値に変換すれば、正しい合計値が計算できます。

合計の結果が「0」と表示される場合

合計(計算)の結果が合わない場合

合計した計算の結果がなぜか合わない場合があります。

画像は、クラス別の授業満足度を数字で表しています。1回目も2回目も全クラスの合計は4になるはずなのに、1回目は4、2回目は5、と表示されてしまいました。

合計(計算)の結果が合わない場合

このような計算結果になるのは、数字の表示形式が原因かもしれません。

対処方法としては、計算範囲と計算結果を選択し、「ホーム」タブ→「小数点以下の表示桁数を増やす」アイコンをクリックすることです。小数点以下に数字が隠れていたことが分かります。小数点以下の数字が四捨五入されたので、2つの計算結果が違って見えたのです。

合計(計算)の結果が合わない場合

エクセルの合計の出し方を覚えて作業効率化につなげよう

以上、エクセルにて合計を出す方法を様々な角度から解説しました。エクセルでは、足し算式をそのまま入力することはもちろん、セル参照やSUM関数を使って合計値を計算できます。SUMIF関数を使えば、条件指定をして合計値を求めることも可能です。

ときにエラーが表示されることもありますが、原因を知れば正しい計算結果を得ることができるでしょう。

エクセルの便利な合計機能を使って、作業を効率化してみてください。